FC BARCELONA 今シーズン評価と来シーズン構想

こんにちは。唐突に何か書きたくなったので今シーズンのバルサについて書いてみました。暇つぶしにでもどうぞ。

 

1.今シーズン総評と選手評価

 総評

 リーグ戦は序盤で躓くもマドリーも同時に躓いたり、アトレティコ戦に1-0で勝つなどで1位でした。しかし突然の監督交代やクラシコでの手痛い敗戦、中断期間開けの不調?により2位に終わりました。カップ戦もコパはビルバオに負けて4回戦で、CLではバイエルン2-8という屈辱的な敗戦でベスト8で姿を消しました。なんと12シーズンぶりの無冠ということで、ある意味歴史的なシーズンになったのではないでしょうか?

 ポジティブ要素を挙げるとすれば若手カンテラーノの台頭でしょうか。17歳のアンスファティ(祝!代表入り)やクレ待望のリキプッチ、すでにウルグアイ代表にも入ったことのあるロナウドアラウホ、BのキャプテンでCLで初出場を果たしたモンチュロドリゲスといった将来のバルサを支えてくれるような逸材が出てきました。

 一方で一部のベテランや特にフロントは悪い部分が目立ちましたね。いい大人が何をやっているのやら。

 

 選手評価

1~10の10段階評価、背番号順、レンタル組は割愛

 

1.テア・シュテーゲン 8.5

 安定したセービングやチームを救うファインセーブ、精度の高いロングボールなどによるビルドアップの参加などバルサに必要不可欠な存在だった。CLでの敗戦では8失点を喫したものの、彼のせいではない。手術をしたので来期の序盤離脱がの痛いところ。

 

2.セメド 7.0

 守備力が高く右サイドバックの主力として戦った。今期は裏に抜ける動きも増え、さらに進化した。トレード要員に挙げられることもあったが、来期もバルサにいてほしい選手の一人。

 

3.ピケ 7.0

 最終ラインの要としてチームを支え、ビルドアップの中心でもあった。アラウホの台頭やもし変わりができたら出ていくという趣旨の発言もあったが、まだ外せる選手ではない。

 

4.ラキティッチ 6.5

 何度かベンチに追いやられることもあったが、プレーで居場所を確保していた。ただ、チームに不満があるときのSNSは悪印象でしかない。

 

5.ブスケツ 7.0

 ピボーテとしていまだに不動の地位を築く。そもそもブスケツのタスクをこなせる選手は存在しない。スタミナの低下からか、途中交代が多くなってきた。

 

8.アルトゥール 6.5

 独特のボールキープとパスにより輝いていたがけがに苦しむ。そしてまさかのトレード。(#bartomeuout)トレード成立後の態度は、100フロントが悪いにしてもチームに悪影響があったことは否定できない。

 

9.スアレス 6.0

 時折見せるゴラッソでチームを救うこともあるが、低すぎる守備意識が悪印象。ナポリ戦の第二戦のプレッシング数を見ても、レオはそれなりにプレスをかけてはいたがスアレスのプレッシング回数はひどいものだった。(データが手元にありません。ごめんなさい)得点面のプラスと守備でのマイナスを天秤にかけるとマイナスより。

 

10.メッシ 9.0

 相変わらずの神。ゴール数は減ったもののリーグでは25G21Aという驚異的な数字を残した。退団報道がヒートアップしているが引退まで残ってほしい。

 

11.デンべレ 1.0

 圧倒的問題児。リハビリで怪我をする男。今季の出場数はわずか9試合。(リーグ5CL4)セティエン 体制下では一試合も出場しなかった。それでも一部のクレから絶大な人気を誇り、いまだに期待され続けるある意味唯一無二な存在。

 

13.ネト 6.0

 控えとしてバレンシアから移籍。怪我もあったが最低限の仕事はこなした。個人的にはペーニャを試してみてほしい。

 

15.ラングレ 8.0

 左利きのセンターバックとしてその地位を確立した。フランス代表にも選ばれ、順風満帆。絶対に手放せない選手の一人。フランス代表で歌っている様子が個人的にツボ。

 

17.グリーズマン 5.0

 鳴り物入りで入団したが、満足のいく結果は得られなかった。守備参加はありがたいが、守備でしか目立てないのが大きなマイナス。時折試合から消える。はっきり言ってフロントがなぜとったのかもわからない。グリーズマンを中心に考えれば輝くだろうが、バルサでやる意味は薄い。覚醒してほしいがこのままコウチーニョルートか?

 

18.アルバ 6.5

 大舞台での脆いメンタルが指摘されるが、バルサの得点パターンの一つとして成果を残した。なかなか変えの利かないポジションであるため、頑張っていただきたい。

 

20.ロベルト 7.0

  オールマイティに活躍できる選手。ロベルトが出た試合とそうでない試合の勝率に差があるだとかいう話もあった。よく気の利く選手と評されるが、言いえて妙。

 

21.デヨング 7.5

 アヤックスから加入。その高いポテンシャルを発揮した。特に持ち上がるドリブルは随一である。起用のされ方に難があったが、クーマンの就任により状況が好転することを願っている。

 

22.ビダル 8.0

 中盤からの飛び出しで幾度もチームを救った漢。得点源の一つでもあり、バルサらしくない選手ながら誰よりもバルサのために走ってくれた。まさにキング。闘志を全面に出せる数少ない選手である。

 

23.ウムティティ 4.0

 ワールドカップ後は膝の怪我によりほとんど結果を残せずにいる。クラブでも代表でも完全にラングレと立ち位置が入れ替わってしまった。怪我前のプレーは好きだったが、最近は簡単に裏を取られてしまう。はっきり言って今期の出来には失望した。

 

 24.フィルポ 3.0

 アルバの控えとして入ったものの、完全な実力不足であった。以上。(見直しをするまで忘れていました。影薄!)

 

28.リキ・プッチ 7.5

 セティエン体制下でチャンスをつかみ、ようやくトップに定着した逸材。フロントがもっとマシならより早く定着していたはず。クレ好みのプレーにシャツインしているかわいらしい様子がたまらない。何故かCLでは使われなかった。フィジカルのハンデをどのように克服していくのか、楽しみである。

 

31.アンス・ファティ 8.0

 電撃的なデビューをした17歳。その年齢からは考えられない突破力や決定力、サッカーIQを持つ。序盤に苦しんでいたバルサを救い、一躍有名に。これからのバルサを支えてくれるであろう、天才。

 

バルベルデ 4.0

 個人的には昨シーズンのアンフィールドで解雇されるべきだったと思う。アンスの起用は彼の偉業となるだろうが、4-4-0サッカーを変えることは出来ずじまいだった。 一時期セティエンの成績が悪い時TLに彼の写真が乱立したが、それでは変えた意味がないだろう。

 

セティエン 3.5

 途中から就任。ポゼッションサッカーへ切り替えてくれるかと思いきや、崩しの手段不足であえなく撃沈。その後も低調なサッカーを続け、無冠の責任を負わされた形で解雇された。不運な部分もあったと思うが、ポゼッションへのこだわりを捨てたことが大きなマイナス。

 

フロント陣(バルトメウ) -10000

 バルサ崩壊の理由の張本人。謎の選手獲得や金目当てのトレード、選手からも信頼を失っている最悪のフロント。

 

2.来シーズンのスカッド考察

 現時点での戦力

現時点での戦力をランクごとに分類した。(オタク大好きなランク分け)

 

ランクS 絶対に手放せない選手

 メッシ、テア、ラングレ、デヨング、リキ、アンス

ランクA 残留してほしい

 ピケ、アラウホ、セメド、ロベルト、アルバ、ブスケツ、アレニャ

ランクB 獲得したばかり選手や出したくないカンテラーノ

 ペーニャ、ピャニッチ、トリンカオ、ペドリ、モンチュ、他カンテラーノ

ランクC いいオファーがあれば放出

 ネト、トディボ、ビダルラフィーニャグリーズマンスアレス、デンべレ

ランクD 放出筆頭

 ウンティティ、ラキティッチコウチーニョ、フィルポ

 (書き忘れがあれば教えてください。異論は認めます。)

 

 それぞれ軽く解説します。Sは言うまでもないですよね。メッシが退団を望んでいるという話がありますが、バルトメウが自分の首を切っても阻止するべきです。Aはスタメンで安定している選手たちや有望株です。アルバはCでもいいですが左SBの希少性を考えた結果です。Bのピャニッチは本当はCに置きたいです。(それこそ本当の転売ヤー)Dはウンティティとフィルポは実力不足、ラキはセビージャ濃厚、コウチは合わないからです。一番難しいのはCです。自分はペーニャ派なのでネト、トディボは右センターバックの重複、ビダルは迷いましたが中盤の飽和と年齢を考慮(BよりのCといったところ)、ラファはしょうがなく、グリーズマンは合わないから、スアレスは守備意識の欠如と年齢、デンべレは心を鬼にしてDに入れたいですがまともなオファーがなさそうなこととバルサが払うオプション料の関係で、といった感じでした。

 

 必要な補強ポイント

・CF

 スアレスの後釜として、0トップをするにしてもオプションとして必ず必要でしょう。候補はデパイとラウタロ。若さとメッシとの相性ではラウタロ、新監督との相性やドリブルもできるという点ではデパイに軍配が上がります。個人的にはジェズスとかが」面白いと思うんですけどね。

 

・LSB

 アルバのポジションを脅かすことができる存在が一刻も早く必要です。候補はミランダなどのカンテラーノになるんでしょうか。世界的にも人員が少ないので難航しています。デイビスをとらなかったバルトメウは無能。

 

以上の二つはマストでしょう。あとは比較的重要度は小さいものです。

 

・CB

 ウムティティが不安なので左利きのCBが欲しい。

 

・WG

 デンべレというおもちゃと若い選手たちがいますが、若手の機会を奪わずそれなりに計算のたつ選手が欲しいところ。ペドロを取りたかった感はある。

 

・GK

 個人的にはネトが不安。ペーニャに任せたいがもし二人ともダメだったら来シーズンの序盤が危うい。

 

以上ですかね。ヴァンデベーク獲得のうわさもありますが、これ以上中盤を増やしてどうするのか。

 

 フォーメーション案

 僭越ながら、自分の案を載せておきます。クーマンがどのようなフォーメーションを組むのかよくわからん......

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それぞれ4-3-3、攻撃時可変で3-4-3、フォルスナインです。メッシをどこに置くかによって人選を考える必要があるでしょう。FWは外に開くならデンべレやアンス、中で絡むならグリーズマンといったところでしょう。

 

3.おわりに

 今回初めてブログを書いてみましたがいかがでしたか?書きたいことがあったので割とスラスラ書けましたが、これを毎週のようにやっている方々は本当に尊敬します。自分が続けるかどうかもわかりませんが、もしよろしければまた見てください。ありがとうございました。